toggle
2023-05-11

膵臓がんをピンポイントで叩く埋め込み式デバイス


通常、化学療法は点滴で全身に薬剤を使用します。

点滴に比べて4分の1の量で済んだ

米国のヒューストン・メソジスト研究所のグループは、膵臓がんをピンポイントで叩く方法を開発しました。米粒より小さなデバイスを患部に埋め込み、そこから免疫チェックポイント阻害剤をゆっくりと放出します。マウスで実験したところ、点滴で全身に投与するよりも、4分の1程度の量で済み、それによって健康な部位への副作用も回避出来ます。膵臓がんは、初期には自覚症状が出にくく、発見が遅れがちです。また、浸潤や転移が早いため、予後が極めて悪いがんといわれています。最も厄介ながんへの新しい治療として期待したいところです。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事