2023-04-24
がん経済毒性
がんに罹患し、また治療を行う中で生じる経済的な負の作用を、抗がん剤による吐き気や脱毛などの身体的毒性と同様に不作用と考えるのが、がん経済毒性という考え方です。公的な医療保険が存在する我が国では、一定の自己負担で標準治療を受けられるので、海外に比べれば、がん経済毒性は軽微といえます。しかし、病気によって収入が減ったり、公的な医療保険がカバーする範囲でも、長期に及んで、高額な治療費の支払いが続いたりすると、患者の負担は大きくなり、がん経済毒性が出てくる場合があります。
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