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2023-03-14

血管新生阻害剤の先行投与でがんの化学療法は効果が向上


抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤は血流によってがん組織に運ばれます。

血管新生阻害剤でがん組織の血管を正常化

がんに対する化学療法には抗がん剤、血管新生阻害剤(分子標的薬)、免疫チェックポイント阻害剤などが使われますが、一般的には同時に投与が行われます。北海道大学と藤田保健衛生大学のグループは、血管新生阻害剤が効果を発揮し、がん組織内の血管が正常化して、血流が十分になることで、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤ががん組織に行き渡るまでには、時間を要することに着目し、血管新生阻害剤を先行で投与する実験を、マウスで行いました。結果として血管新生阻害剤、抗がん剤、免疫チェックポイント阻害剤を同時に投与したグループよりも、3つの中から血管新生阻害剤を先行投与したグループのほうが、高い効果を得られることがわかりました。

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