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2023-03-10

医療用ラジオアイソトープを国内量産体制へ


放射線は外から照射するだけではなく、体の中に投与して、がん細胞を破壊することも出来ます。

甲状腺がんの治療に用いるアスタチン211を量産へ

放射線によるがん治療は、体の外から照射するだけではありません。放射性物質を注射などで体内に入れ、がん細胞に集中的に送り込むことで、内側から破壊する治療があります。これに使われている医療用放射性物質がラジオアイソトープです。しかし、ラジオアイソトープは、多くを輸入に頼っており、安定供給が実現出来ていません。急速に増える治療に対応するため、内閣府原子力委員会は国内製造の推進を提唱していますが、それを受けて大阪大学は甲状腺がんなどの治療に使用するアスタチン211の量産体制構築に乗り出しました。

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