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2022-11-28

卵巣を凍結したがんサバイバーが国内ではじめて出産


抗がん剤や放射線で卵巣の機能が失われ不妊になることがあります。

採取した卵巣を治療が落ち着いてから移植

がん治療では抗がん剤や放射線の影響で卵巣が機能しなくなり、出産が困難になることがあります。この対策として聖マリアンナ医科大学ではあらかじめ卵巣を取り出して、短冊状に切って冷凍保存し、治療が落ち着いた段階で、体に戻すという試みを行ってきました。そして、この移植を行った30代と40代の女性3人が、無事に出産を済ませたことが公表されました。これは国内初のことです。特に小児がんの患者の場合、月経がはじまっておらず、卵子を採取・保存しておくことが不可能なので、妊娠・出産の可能性を残すという意味で、この移植は注目されています。

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