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2022-07-11

光免疫療法が肝臓転移のがんに対する治験を計画


肝臓は、様々ながんが転移し易い部位です。

CD25を標的に肝臓転移のがんを叩く

肝臓は、様々ながんが転移し易い部位ですが、肝臓には解毒の機能があるため、化学療法が奏効しづらく、患部に針を刺して、抗がん剤を注入するなどの治療が行われます。この治療は患者にとって大きな負担となるため、光免疫療法の応用が研究されてきました。光免疫療法は、抗原と抗体の仕組みを利用して、光(近赤外線)に反応する色素を、がん細胞に送り込み、患部に光を照射することで、がん細胞を内側から破壊します。現在、EGFRを発現するがん細胞を標的とする治療が、頭頸部がんに対して保険適用となっていますが、肝臓の転移については、CD25を標的とする治療が、2023年に治験を開始する予定です。光免疫療法は、色素と抗体を結合させたものを投与し、光を照射するだけなので、他の治療よりも侵襲が少なく、がん細胞を狙い撃てるため、正常細胞への副作用も少ないという利点があります。

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