2022-06-24
がん細胞にお灸を据えて破壊する新技術
がん細胞は熱に弱いため、加熱によって死滅させる治療は既にいくつか実用化されています。
数秒でがん細胞が死滅
がん細胞は正常細胞よりも熱に弱く、その性質を利用した治療が幾つも開発されています。金沢大学ナノ生命科学研究所が開発したのは、微小な有機物ポリマーにレーザー光線に反応して発熱する色素を埋め込み、がん細胞に送り込みます。従来の温熱によるがん治療は、磁気による加熱が多く、加熱に時間がかかりましたが、この手法であれば数秒でがん細胞を死滅させられるため、正常細胞への影響を軽減出来ます。がん細胞に的確にこの色素を送り込む技術と組み合わせれば、副作用が少なく効率的ながん治療が誕生しそうです。
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