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2021-02-26

非血縁者間の末梢血幹細胞移植がATLの先進医療Bとして了承


ATLは、症状が急速に進行することがあり、その場合、これといった治療が確立されていません。

非血縁者間での移植は、リスクが高くなる

ATL(成人T細胞白血病)は、ウイルス感染が原因でT細胞ががん化する病気です。症状が悪化すると、これといった有効の治療がありません。このATLの治療として期待されているのが、末梢血幹細胞の移植ですが、常にドナー確保の問題がありました。東京の国立がんセンターでは非血縁者間での末梢血幹細胞移植をATLの治療として研究してきましたが、先日、厚生労働省の先進医療合同会議において先進医療Bとして了承され、非血縁者間ではリスクが高くなる適合の問題を評価していくことになりました。血液のがんは、急激に進行することがあり、治療は一刻を争う状況になります。非血縁者間での移植が可能になれば、ドナー確保の問題は改善され、多くの患者にとって助かる可能性が増えることになります。

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