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2021-01-08

腫瘍溶解ウイルス「G47Δ」が承認申請


がん細胞にのみ感染することで、内側から破壊するのが腫瘍溶解ウイルスです。

膠芽腫に対して承認申請
腫瘍溶解ウイルスとはがん細胞にのみ感染するように、遺伝子を改変されたウイルスで、増殖することでがん細胞内側から破壊します。幾つかの製薬会社が開発を進めていますが、昨年の12月28日、第一三共がヘルペスウイルスから作ったG47Δを、膠芽腫に対して承認申請したと発表しました。古典的な抗がん剤の最大の問題は、分裂していれば正常な細胞まで攻撃し、様々な副作用を招くことです。そこで、どうやってがん細胞だけを叩くかが、新薬のテーマになっていますが、がん細胞にのみウイルスを感染させるというのも、その手法のひとつです。

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