2020-10-02
恐竜もがんになっていた
現代人を悩ませるがんという病気は、太古の時代の恐竜にもあったようです。
化石を病理検査
岡山理科大学などのグループが、恐竜の骨の化石をCTや顕微鏡で調べたところ、骨のがんである骨肉腫を患っていたと診断されました。この化石は、白亜紀後期に生息していたセントロサウルスの腓骨で、1989年にカナダで発見されました。腓骨は短く変形しており、従来は骨折の跡と考えられていましたが、不自然な膨らみがあったたため、2017年から詳しく病理検査を進めていたところ、骨肉腫だと診断されました。がんは進行しており、肺などに転移していた可能性も指摘されています。
関連記事