2020-03-18
がん患者は感染症対策をしっかりと
がん患者の死因として感染症は少なくありません。
抗がん剤は免疫を低下させる
新型コロナウイルスによる感染は、まだ収束しそうにありません。まだ気温が上がらない春先は、インフルエンザにも気を付けたい時期です。特にがん患者は、ウイルスを排除してくれる免疫が低下しています。がんは免疫が十分に機能しなかったために異常な細胞が生まれ、免疫でそれを排除出来ず、大きな腫瘍になった結果です。
さらに、がん細胞は生き残るために様々な手段で免疫を抑制します。また、抗がん剤も免疫を低下させます。抗がん剤はがん細胞だけでなく免疫細胞も攻撃し、数を減らしてしまうのです。
がん患者の死因で決して少なくないのが、インフルエンザなどの感染症です。この時期は患者も、そして一緒に暮らす家族も、感染症にはしっかりと対処したいものです。
関連記事