2020-02-28
がん治療で不妊になった女性が、事前に採取した未成熟卵子で無事出産
がん患者が未成熟卵子の体外での成熟、凍結を経て妊娠・出産に成功したのははじめてのことです。
化学治療は不妊になるリスクがある
フランスではがん治療で不妊になった女性が、事前に採取しておいた未成熟卵子を使って、5年後に無事出産することが出来ました。世界ではじめてのことです。この女性は5年前に乳がんと診断されました。化学療法では不妊になるリスクがあったため、卵子の採取を考えたのですが、女性ホルモンで卵巣を刺激する方法だと、時間がかかり、乳がんが進行する恐れがあったため、未成熟卵子を採取し、人為的に成熟させたのです。採取し成熟させた卵子7個を凍結し、そのうちの6個が解凍に成功、さらにそのうちの5個が受精出来たため、1個を子宮に戻した結果、2019年7月に健康な男子が生まれました。
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