toggle
2020-02-27

がん患者の自殺を防ぐには?

がん患者の自殺率は通常の2倍もあるそうです。

治る見込みが一番の希望
がん患者の自殺率は通常の約2倍もあるそうです。将来に絶望する方もいれば、長引く治療の中でうつ病を患う方もいます。我が国の医療では心のケアがどうしても軽視されがちで、こうした状況を招いていることは否定出来ません。標準治療はガイドラインに則して行われます。そこで、手の打ちようがなくなったら、後は積極的な治療は行われません。医療機関は患者が一番頼りにする先ですから、それを失った患者は、どんな気持ちになるでしょうか。

こうした患者が自殺を選択しないよう、まずは心のケアを行っていくこと、そして本当の意味で希望を与えることが求められます。標準治療で手の施しようがないといっても、それは標準治療=保険診療の枠内での話です。国民皆保険が浸透している我が国では、医療は保険診療だけのように思い込んでいる方が少なくありませんが、それ以外にも優れた治療はたくさんあります。まだ治る見込みがあるということが、患者にとっては一番の希望になるのです。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事