がん克服は、まずは生活の改善から

標準治療や先端医療など医療機関で行うことだけががん治療ではありません。

がん治療は総力戦
がん治療は総力戦です。標準治療を軸に、先端医療で補完し、それ以外にも出来ることは積極的に取り組んでいくべきです。しかし、意外におざなりになりがちなのは基本的な生活の仕方です。がんは生活習慣病です。どんな環境で、どうやって暮らしてきたか、長い時間を経てその結果ががんという病気になったわけです。がんを克服するためには、まずその環境や習慣を改善することが求められます。治療の結果、一旦、がんが消えたとしても、生活が変わらなければ、またがんになるリスクは残っているのです。

免疫を高く保つ生活を
がんは免疫が十分に機能せず、がん細胞を排除しきれなかった結果、大きな腫瘍になってしまった状態といえます。免疫を高く保つには、栄養をバランスよく十分にとり、ストレスを減らし、休養をしっかりとることが求められます。体を冷やすと、免疫細胞の活性は下がります。夜は交感神経が優位になり、免疫細胞が活動する時間なので、早寝早起きで規則正しいリズムで暮らすことが望ましいといえます。治療中、特に仕事と両立しているような方は、日々のことが疎かになりがちですが、日々の生活に気を配ることは不可欠といえます。

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