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2020-04-14

ATL治療中の北別府学さん、感染症拡大で骨髄移植を延期


コロナウイルスの感染拡大は、医療機関や患者に大きな負担をかけています。

4月中旬に骨髄移植を予定していた
プロ野球広島東洋カープのエースとして活躍した野球評論家の北別府学さんは、今年1月にATL(成人T細胞白血病)であることを公表し、抗がん剤などの治療を続けていました。ATLは免疫細胞のひとつであるT細胞が、HTLV-1というウイルスに感染し、際限なく増殖していく病気です。昨年の秋頃から症状が悪化してきた北別府さんは、骨髄移植のドナーが見つかり、4月中旬に手術を予定していましたが、コロナウイルスの感染拡大により5月の連休以降に延期を余儀なくされました。

がん患者に迅速な対応が出来ない可能性が
コロナウイルスの感染拡大は様々な形で医療に重くのしかかってきています。免疫が落ちているがん患者にとっては、感染リスクが懸念されます。また、医療機関が患者を受けいれるキャパシティが限界に近づいており、深刻な状況にあるがん患者への迅速な対応が出来なくなる可能性も出てきています、がん患者やその家族は、当分は体調の維持に細心の注意を払う必要がありそうです。

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