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2019-10-31

がん患者の地域格差

どんな世界にも地域間の格差は存在します。

大都市は選択肢が多い
我が国には公的医療保険の制度があり、誰もが大きな負担なく優れた医療サービスを受けることが出来ます。とはいえ、資本の集中している首都圏などの大都市とそうでない地方では、様々な格差があるのは事実です。厚生労働省はがん医療の均てん化を進め、全国どこでも同じ水準の治療が受けられるように努めていますが、優秀な医師、症例の多い医療機関は大都市に集中します。よりよい治療を求める上で、選択肢の数が圧倒的に違うのです。

地方ではセカンドオピニオンも簡単ではない
当サイトではがんと診断されたら、まずはセカンドオピニオンを聞き、現状を正確に把握し、最適な治療選択の参考にすることをお勧めしています。医療機関が集中している大都市でも、個々のレベルには差があります。また、進行がんになると標準治療だけでは完治は困難です。さらに、標準治療を受けるにしても、完全にガイドライン通りというわけではありません。そのようなセカンドオピニオンを求める先も、地方では見つけづらいのが現状です。

電話やWEBで対応してくれる医療機関
しかし、電話やWEBを活用して、遠く離れた場所であっても、診察やセカンドオピニオンの提供を行っている医療機関はあります。がんと闘う上では、自分の状況、そしてどんな治療があり、どんな治療が向いているのかを、しっかりと把握出来るかどうかは、結果を大きく左右します。地方だからと諦めずに、まずは知ることに努めましょう。

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