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2019-08-07

肝臓がんに効率よく抗がん剤を送り込む新たな治療

肝臓は、解毒を行う臓器なので、抗がん剤が効きにくい部位です。

油性の造影剤と抗がん剤を混ぜて使用
肝臓は、解毒の機能があるため、抗がん剤が効きにくい部位です。そこで、点滴ではなくカテーテルで直接患部に抗がん剤を注入するLow-dose FP療法が開発されましたが、それでも血流に乗って、抗がん剤の多くが患部を通過してしまい、ピンポイントに送り込むことは困難でした。久留米大学病院ではこの課題を解決するため、血管内に留まり易い油性の造影剤を、抗がん剤に混ぜて使うことで、抗がん剤が患部に留まり易くしたNew FP療法を開発し、普及に努めています。関連の医療機関を含めると、既に420以上の症例があり、奏効率は7割以上になります。

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