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2019-07-05

微量の血液でがん細胞の有無がわかる検査を、東レが開発

面倒だからとがん検診を敬遠する方が多いことは、発見が遅れる大きな原因のひとつです。

がん細胞特有のマイクロRNAを検出
富士フイルム、NECなど大手メーカーが、自社の技術を活用し、がん治療の分野にどんどん参入しています。そして、日本を代表する化学メーカーの東レも、素材加工の技術を活かし、微量の血液からがん細胞を発見するキットを開発しています。体内にがん細胞があると、特有のマイクロRNAが血中に流れ出しますが、それを検出することによって、95%以上の確率でがん細胞の有無がわかるのです。このキットは厚生労働省の審査を優先的に受けられる先駆け審査指定制度の対象になっており、早ければ来年にも保険適用の可能性があります。がん治療の鉄則は、いかに早い段階で対処するかに尽きます。しかし、がん検診の受診率はまだ低く、こうした手軽な検査が普及することは、早期発見・早期治療に繋がるでしょう。

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