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2019-06-25

がん患者は、主治医のほかに相談相手を

進行がんの患者は、主治医以外に何でも相談出来る医師を見つけておくことをお勧めします。

保険診療の医師は標準治療しか行えない
我が国には国民皆保険という素晴らしい制度があり、誰もが大きな負担なく質の高い医療が受けられます。そして、がん患者に対しては保険診療では標準治療が行われます。標準治療は科学的根拠と実績に基づく信頼出来る治療です。しかし、がんで亡くなる方がなかなか減らないことからわかるように、進行がんを標準治療だけで克服することは困難です。完治を目指す上では、保険診療の枠にとらわれず、様々な治療を組み合わせていくことが求められます。保険診療を行う医師は、それ以外の治療を行うことも勧めることも出来ません。従ってアドバイスや治療を希望する場合、主治医とは別に自由診療にも精通した医師を、相談相手として持つ必要があります。

主治医がひとりの患者に割ける時間は少ない
また、治療の基本は標準治療になりますが、大きな病院では主治医がひとりの患者に割ける時間は多くありません。ほかの病気と異なり、がんは生死に関わるだけでなく、ひとりひとりで症状が異なってきます。患者にしてみれば主治医とじっくり話をしたいはずですが、なかなかそれが難しいのです。そこで、お勧めしたいのが自分の症状を把握したり、治療を評価したり、今後を相談したりする相談相手の医師を見つけることです。セカンドオピニオンを頻繁に聞くつもりで、医師とつきあってみてはいかがでしょうか。

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