2019-04-05
大阪府が小児がんの重粒子線治療に対して費用を最大で全額助成
重粒子線治療のネックは、保険適用でない場合、300万円以上もの費用がかかることです。
重粒子線は患部にピンポイントかつ高出力で照射出来る
重粒子線は、従来の放射線による治療よりも患部にピンポイントで照射出来ると同時に、出力が大きいため、短時間で同様の効果が得られるという長所がありました。問題は保険適用の範囲が限られることで、昨年の4月に幾つかのがんに対して拡大されましたが、骨軟部、頭頚部、前立腺以外では先進医療の制度を使っても、300万円以上の費用は自己負担となります。大阪府では大阪重粒子センターにおいてこの治療を行っていますが、大阪府では保険適用になっていない小児がんの患者に対して15歳以上で所得制限の条件を満たせば、費用を最大で全額助成するという制度をスタートさせました。費用の問題で重粒子線治療を断念していた多くの子供たちとその家族にとっては朗報となりそうです。
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