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2019-04-08

アバスチンのBS第1号が11月にも薬価収載

分子標的薬のベストセラーであるアバスチンが特許切れを迎えます。

BSは薬価を抑えることが出来る
分子標的薬のベストセラーのひとつであるアバスチンは、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の結合を阻害することで、腫瘍が増大や転移、血管の新生を抑制します。大腸がんなどに保険適用になっています。近年、がん治療薬の多くは価格が高騰していますが、昨今、問題視されたオプジーボほどではないにせよ、このアバスチンも高額であることが知られています。ロシュの製品で国内では中外製薬が取り扱っていますが、特許切れを待って、数社がBS(バイオシミラー)に参入します。そして、その第1号としてファイザーの製品が6月にも承認、11月にも薬価収載になる見込みです。バイオ医薬品の後発製品であるBSは、ジェネリック医薬品のように成分や製造法が完全に再現されるわけではありませんが、開発費を圧縮して、薬価を下げることが期待されています。

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