2019-03-07
歌手の大橋純子さんが食道がんから復帰
食道がんの化学放射線療法は、5年生存率が手術と遜色のないレベルです。
食道がんに加えて乳がんも見つかった
昨年の3月、食道がんであることを公表した歌手の大橋純子さんが、復帰会見を行いました。大橋さんの食道がんは初期で、手術ではなく放射線と抗がん剤を併用する化学放射線療法を行った結果、がんは消失しました。しかし、その後に左胸に初期の乳腺がんが見つかったため、7月に全摘手術、さらに12月には乳房の再建手術を受けて、現在に至ります。いずれのがんも経過観察の段階ですが、昨年末からは復帰への準備をはじめて、5月にはアルバムの発表を控えています。
食道がんの手術は侵襲が大きい
食道がんの手術は胸部を大きく切開するため、患者への負担が大きくなります。近年、優れた抗がん剤が開発され、放射線との併用で手術と遜色のない5年生存率になっています。歌手である大橋さんにとって胸部への大きな手術はパフォーマンスを左右しかねません。詳細は公表されていませんが、化学放射線療法を選択する一因になったのではないでしょうか。
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