2018-12-27
キイトルーダが全ての部位のがんに適用拡大
がんゲノム医療が当たり前になれば、がん治療薬は部位ではなく遺伝子の変異で選択することが普通になるでしょう。
遺伝子の修復機能が低下した患者に適用拡大
キイトルーダの保険適応が拡大され、部位を問わず高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を要する固形がんに対して使用出来るようになりました。遺伝子に変異が起った際、本来はそれを別の遺伝子が自動的に修復するのですが、この機能が低下した状態をMSI-Highといい、胃がんや子宮内膜がんでは2割程度に見られます。部位を問わず遺伝子の変異によってがん治療薬を承認するのは、今回がはじめてになります。同時にキイトルーダはPD-L1が陽性の場合に、非小細胞肺がんに使用出来ましたが、その制限もなくなっています。
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