肝硬変の方は高い確率で肝臓がんになりますが、画期的な予防薬が実用化されそうです。
がん幹細胞の増殖を防いで、再発を予防
がんの再発には手術や放射線、抗がん剤などで排除しきれなかったがん幹細胞が、深く関わっています。このがん幹細胞の増殖を食い止めることで、肝臓がんの再発率を何と75%も下げる新薬が、治験の最終段階に入っています。興和が開発した ペレチノインがその新薬であり、遠くない将来、実用化されそうです。今回はあくまでも再発予防ですが、がん細胞が生まれるメカニズムは原発でも再発でも同じなので、今までにない肝臓がんの予防薬としても期待出来そうです。例えばウイルス性の肝炎などで肝硬変に至った方は、高い確率で肝臓がんになるため、大きなニーズがありそうです。
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