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2018-07-23

光でがんを治すPDTの効果を高める発光デバイス

光でがんを治すといえば、最近は光免疫療法が話題ですが、既に保険適応になっているPDTも、光でがん細胞を破壊する治療です。このPDTの効果を高める発光デバイスが開発されました。

体内で長時間、安定して固定出来る
PDTは、光に反応する物質を、がん細胞に取り込ませた後に、患部に光を当て、活性酸素を発生させて、がん細胞を破壊するという治療です。手術よりも体への負担が少ない反面、患部と光源がずれると、効果が出ないという難点がありました。早稲田大学と防衛医科大学校のグループは、長時間、体内に安定して固定出来る発光デバイスを開発し、PDTの効果を高めることに成功しました。シールのように貼るだけで、縫合などの必要はありません。膜厚が約600nmのシリコンゴムの表面に成体模倣型接着分子のポリドーパミンをコーティングすることで、生体組織への接着性を改善させることで実現しました。

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