Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › 日本初のCAR-T療法が実用化へ一歩前進 2018-06-28 日本初のCAR-T療法が実用化へ一歩前進 米国で承認され、5000万円という費用で話題になったCAR-T療法。我が国でも独自の開発が進められ、より安価での提供を目指しています。 富士フイルムの関連会社がライセンスを取得 信州大学と名古屋大学が研究を進めているCAR-T療法が、富士フイルムグループのジャパン・ティッシュ・エンジニアリングと特許ライセンス契約を締結しました。急性リンパ性白血病の治療薬として来年にも治験開始を予定しています。CAR-T療法はがん患者のT細胞を取り出して、遺伝子を改変し、対象への攻撃性を高めた上で、体内に戻します。米国で既に承認されたキムリアが5000万円という費用で話題になりましたが、こちらはより安価で提供出来るよう、製造ノウハウの改良を重ねています。 00 関連記事 男性の乳がんは、発見が遅れがち がん抑制遺伝子の働きを阻害する蛋白質を特定 がん患者がセカンドオピニオンを求める割合は3割強 国立がん研究センター中央病院、新規患者の受け入れ再開へ 乳がんの原因となる遺伝子変異は、胃がんや食道がんのリスクも増加 小林麻央さんが亡くなってから1年 代替医療だけを受けたがん患者の死亡率は2.5倍に