toggle
2018-03-16

ダ・ヴィンチによる手術の保険適応が一気に拡大

手術後の患者への負担が少なく、機能の温存もしやすい手術ロボット「ダ・ヴィンチ」の保険適応範囲が一気に広がりました。


ダ・ヴィンチなら腹腔鏡よりも深部で精密な作業が出来る
手よりも精密な作業の出来る手術ロボット「ダ・ヴィンチ」は、これまでに前立腺がんや腎臓がんで保険適応になっていましたが、肺がん、食道がん、胃がん、直腸がん、膀胱がんなど12のがんに対して拡大され、多くの固形がんをカバー出来るようになりました。胸部や腹部などを大きく切開しなくても、深部で作業が出来るという点は、腹腔鏡も同じですが、ダ・ヴィンチでは直感的に精密な作業が出来るという利点があります。侵襲の少なさに加えて、もうひとつのメリットは機能を温存しやすいことでしょう。かつての前立腺がんの手術ではどうしても神経うを傷つけてしまい、性機能や排尿の機能に障害が残ることがありましたが、ダ・ヴィンチの登場で随分機能温存の度合いが高まりました。直腸がんでも同様であり、適応拡大によってさらに多くの方がメリットを享受出来るのではないでしょうか。
Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事