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2018-03-13

患者自身のNKT細胞を活性化させるがん治療が治験開始

NKT細胞は近年、発見された免疫細胞の一種で、NK細胞とT細胞の特性を併せ持っています。このNKT細胞を活性化して、がんを叩く新たな治療の治験がはじまりました。

早ければ2024年の実用化を目指す
慶応義塾大学と理化学研究所のグループは、免疫細胞の一種であるNKT細胞を活性化させ、がんを攻撃する治療の治験を開始しました。NKT細胞は、理化学研究所が発見したNK細胞の性質を併せ持つT細胞のことでマウスの実験によって血液の元となる物質と特定の化合物を組み合わせることで、活性を上げられることが明らかになっていました。治験では患者の血液から採取した細胞に化合物を加えて作ったものを、点滴で投与します。標準治療が効かない、あるいは確率されていない肺がんなどを対象に、効果や安全性を検証し、早ければ2024年の実用化を目指しています。

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