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2018-01-26

名古屋大学病院でCAR-T療法の臨床研究が開始

米国ではキムリアが承認され、5000万円という高額な費用を含めて話題になっているCAR-T療法ですが、国内でも独自のCAR-Tの臨床研究がはじまっています。

キムリアよりも大幅に安く提供することを目指す
患者の免疫細胞(T細胞)の遺伝子を改変し、がん細胞への攻撃力を高めて、体内に戻すCAR-T療法は、米国でキムリアが承認されています。国内でも名古屋大学病院が開発を進めるCAR-T療法が、急性リンパ性白血病の患者を対象に、臨床研究を開始することになりました。信州大学の考案した技術を元に、名古屋大学と信州大学が開発したCAR-T療法で、キムリアでは5000万円という高額な費用が話題になりましたが、それを大幅に削減することを目指しています。キムリアはT細胞に遺伝子を送り込む際に、ウイルスを利用しますが、ウイルスを使わないことで、安全管理などの費用が圧縮出来る見込みです。

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