Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › がんゲノム医療、国立がん研究センター中央病院が先進医療の申請 2018-01-04 がんゲノム医療、国立がん研究センター中央病院が先進医療の申請 がんゲノム医療について国立がん研究センターが先進医療の申請を行うことになりました。 がんゲノム医療が普及しない原因は、高額の費用 国立がん研究センター中央病院は、がん患者の遺伝子を調べて、最適な治療を選ぶがんゲノム医療を、先進医療として申請することになりました。117種類のがん関連遺伝子を調べて、がんの原因となった遺伝子の変異を突き止める検査で、副作用が少なく、効果が期待出来る治療を選択する材料となります。早ければ3月には先進医療として承認を受ける予定です。遺伝子の変異というがんの根本原因が明らかになり、がんゲノム医療に取り組む医療機関は増えています。厚生労働省は将来的には保険適応とする方針を打ち出していますが、まだ保険適応にはなっていないため、数十万円から場合によってはさらに多額の費用を負担しなければいけないことが難点といえます。先進医療として承認されることで、費用はかかっても、保険診療と同時に行えることで、普及のきっかけになることが期待されています。 00 関連記事 膵臓がんは術前化学療法で生存率が向上 早期発見で治療が出来たがん患者ほど要注意 標準治療を受けた患者の割合は73% キイトルーダがTMB-High陽性の固形がんに適応拡大 オプジーボとレラトリマブの配合剤が、悪性黒色腫に対して欧州で承認推奨される 真っ当な治療だから保険適応になるとは限らない 海外では既に承認されている免疫細胞療法