楽天が、米国で光免疫療法を手がける会社を子会社化し、がん治療の分野に参入することになりました。
がん治療の内外格差解消に期待
インターネットサービス大手の楽天は、
新たながん治療として期待されている光免疫療法を開発する米国の
アズピリアン・
セラピューティクスに出資し持ち分法適用会社としました。
米国では既に治験がはじまっており、
2019年には実用化される見込みです。
欧米では当たり前のように使われている分子標的薬の多くが、
国内ではまだ未承認であったり、作用機序から考えれば、
さまざまな部位のがんに効果が期待出来るにもかかわらず、
保険適応されるがんは限定されていたり、
がん治療の内外格差はしばしば問題視されています。
楽天は既に国内法人も設立しており、
国内での積極的な展開を予定しています。
医療の分野は何かと制約が多く、
新しい治療がなかなか実用化されないのが悩ましいところですが、
インターネットの普及から短い期間で大企業に成長した楽天の推進
力には期待したいところです。
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