トモセラピーは放射線による治療であり、体の周囲360度の様々な方向から強弱をつけた放射線を当てます。また、従来の放射線が体の外側につけた目印を頼りに照射するのに対して、トモセラピーではCTを組み合わせて、患部を確認しながら、より正確な照射を行います。一番のメリットは余計な被曝を減らせることです。従来の方法だと患部に到達するまでに通過する部分や周囲にも、放射線の影響が及びましたが、より患部に集中した照射が出来るようになりました。また、複数の患部への照射が可能なことも相まって、治療時間を大幅に短縮することも実現しています。患者に優しい治療といえます。トモセラピーは2010年4月からは全ての限局性の固形悪性腫瘍に対して保険適用となっており、がん・感染症センター都立駒込病院をはじめ多く多くの病院で治療が受けられます。
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