住宅ローンを組む際には、契約者の不慮の事態に備えて、団体信用生命保険への加入を求められます。一種の生命保険ですからがんサバイバーは審査で加入を断られることがあります。
住宅ローンには団体信用生命保険が必須
生涯で最も大きい買い物は何かといえば住宅でしょう。その際に現金で買う方はあまりいないと思います。多くの方は銀行などで住宅ローンを組むことになりますが、その際には団体信用生命保険に加入することを求められます。契約者が亡くなるなど、支払能力を失った際には、この保険で債務を履行するのです。一種の生命保険ですから健康状態を審査されます。
フラット35なら団体信用生命保険は不要
では、過去にがんを患った方「がんサバイバー」の場合はどうなるのでしょうか。がんを克服して、現在は元気な方でも、生命保険や医療保険などに入れないケースは少なくありません。団体信用生命保険の場合は通常の生命保険よりは審査が厳しくないのですが、寛解から3年経過していなければ、告知の義務があります。その場合は結果的に住宅ローンを組むことが難しくなるでしょう。なお、住宅金融支援機構と金融機関が提携するフラット35であれば、団体信用生命保険に入る必要はありません。寛解から3年以内の方はフラット35を検討してみてはいかがでしょうか。
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