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2017-02-14

血液検査で大腸がんを9割の確率で診断

日本人に多く女性では最も死亡率の高い大腸がん。早期治療が有効なのですが自覚症状が少ないので、発見が遅れることが多いのが現状。そんな大腸がんを血液検査だけで9割の確率で発見する技術を、島津製作所が開発しました。


大腸がんは、早期治療が有効だが、発見が遅れがち
大腸がんは女性では最も死亡率の高いがんですが、早期に治療をすれば、5年生存率が高いことがわかっています。問題は初期がんでは自覚症状があまりないので、どうしても発見が遅れてしまいがちなことです。最も多い症状としては血便が挙げられますが、痔などでも起こりうるため、見過ごしてしまいがちです。

神戸大学の研究を基に、島津製作所が事業化
そんな大腸がんを血液診断で9割の確率で発見出来る技術を、精密機器メーカーの島津製作所が事業化しました。神戸大学の研究している血液からがんを発見する技術を基に、血液に含まれる成分を10億分の1gの単位で調べられる同社の分析装置を使うことで、試験では9割以上の確率で大腸がんの有無を判別出来ています。年内にも一部の医療機関から検査の受託を開始。検証を経て本格的に拡大する予定です。

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