がんはがん細胞が増えて腫瘍になり、それが浸潤・転移していきます。その過程で上皮内新生物から悪性新生物になっていくのです。ほかの組織に浸潤していれば悪性新生物
よく腫瘍が悪性であったか、
そうでなかったかといういい方をしますが、
その違いがどこにあるかご存知でしょうか。がんは「新生物」
ともいいますが、悪性新生物と上皮内新生物の違いになります。
がんが怖いのは、浸潤・転移していくことです。
上皮内新生物は腫瘍が上皮や粘膜の中にあり、基底膜を越えて、
ほかの組織にまで浸潤していない状態です。ステージでいうと0。
放置しておけば進行しますが、適切な治療を行えば、
がんは全て取り去ることが出来ますから、
5年生存率はほぼ100%です。
これに対して腫瘍が基底膜を越えて、ほかの組織にまで浸潤、
あるいは転移しているのが悪性新生物です。
上皮内新生物ではがん保険の給付金がもらえないかも
がんは早期発見・早期治療が第一です。従って、上皮内新生物のうちに発見出来るほうがよいのですが、しばしば問題になるのは、がん保険での取り扱いです。上皮内新生物はがんで一番の問題になる再発や転移の恐れが少ないということで、給付金がもらえなかったり減額されたりする場合があります。がん保険に入っている方は、保障内容がどうなっているか、きちんと確認しておいたほうがよいでしょう。因みに上皮内新生物の比率が高いのは子宮がんです。女性は上皮内新生物でも保障してくれる商品を選んだほうがいいでしょう。
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