toggle
2018-12-11

高額療養費制度よりもさらに得な付加給付

がんという大病をすると、体のことに加えて経済的なことが気にかかるもの。医療費に関しては高額医療費制度によって自己負担に上限がありますが、加入している健康保険組合によってはさらに自己負担を軽減出来ることをご存知でしょうか。

医療費の自己負担に上限を設けた高額医療費制度
がんは手術や入院を含め長期の治療が必要になります。当然、医療費はかかりますが、保険診療であれば自己負担は3割、さらには高額療養費制度を使えば、所得に応じた一定の限度額以上を支払う必要はありません。限度額は加入している保険によって異なりますが、70歳未満で500万円前後の年収であれば毎月8万円ほど、900万円前後の年収であれば毎月17万円ほどです。保険制度という点では大変充実していることがおわかりでしょう。

ホンダの健康保険は自己負担の上限が2万円
そして、それ以上に自己負担を軽減出来る方がいます。大手企業の健康保険組合などでは独自の制度を設けて、手厚い給付を行っているところが多いのです。例えば大手自動車メーカーであるホンダでは強制加入の対象である被保険者本人であれば、毎月2万円を超えた金額は、追加で給付されるのです。要するに自己負担の限度額が2万円だということです。もちろん、多くの付加給付は高額療養費制度と同様に保険診療のみが対象、入院時の差額ベッド代や食事代は対象になりません。加入者が多く、元気で働いている方が多い大きな健康保険組合だから出来るのですが、もし自分の加入している健康保険に付加給付があれば、将来に備えての大きな安心になります。一度、確認してみてはいかがでしょうか。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事