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2016-12-05

NFLで優勝争いを繰り広げるがんサバイバー

american football players silhouette

米国で最も人気のあるNFLは、そろそろレギュラーシーズンの大詰め。そして、熾烈な優勝争いを続けるチーフスの中心選手・エリック・ベリーは、一昨年に血液のがんを患いながら、見事に復帰したがんサバイバーです。

2度のインターセプトで勝利に貢献
米国で最も支持されているスポーツといえばNFL(フットボール)ですが、その代表的な選手であるチーフスのエリック・ベリー選手は、血液のがん「ホジキンリンパ腫」を克服して活躍しています。12月4日にアトランタで行われたファルコンズ戦では、2度のインターセプト(守備側ののチームが攻撃側のボールを奪って反撃すること)を成功させるなど、勝利に大きく貢献。チームは現在、AFC西地区の2位につけて、優勝争いを続けています。ホジキンリンパ腫と診断されながら、翌年には復帰
ベリー選手は2014年の11月、胸に腫瘍があることがわかり、検査の結果、ホジキンリンパ腫と診断されました。25歳の若さで3度もプロボウル(オールスターゲーム)に選出された一流選手のがんは、フットボール界にとって大きな衝撃でしたが、本人は現実を受け止め、絶対にカムバックするととコメントして、治療に入りました。若い年代でのホジキンリンパ腫は比較的化学療法が奏効しやすいのですが、ベリー選手は言葉通り翌年のシーズンには復帰。暮れのプロボウルにも選出するほどの活躍を見せてくれました。強い意志は病気を克服する原動力
現在、ベリー選手のホジキンリンパ腫は寛解といえる状態にはあるそうです。とはいえ、今後の何年かは再発するリスクと向き合いながらの選手生活になります。とはいえ、言葉通りにカムバックをやりとげた強い意志は、病気を克服した原動力に違いありません。その強靭な肉体と強い意志でこれからも素晴らしいプレイを披露してくれるのではないでしょうか。彼の存在は優勝を争うチーム、そして多くのファンに勇気を与え続けています。

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