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2016-09-07

医療用かつらの購入費用を自治体が助成

最近の医療用かつらは随分完成度が高くなりましたが、よい製品はどうしても値が張るため、購入をためらっている方が多いのでは。そんな患者を対象に、費用を補助してくれる自治体があります。

最近の医療用かつらは自然な見た目で快適
抗がん剤治療の副作用として避けられないのが脱毛。仕事などを続けながら、がんと闘っている方にとって、髪が抜けてしまうのは、精神面ではもちろん、外見の面でも問題になります。多くの場合、帽子や医療用かつらを使うことになりますが、近年では医療用かつらの完成度がかなり高くなっています。見た目が自然で、かつらとは気づかれないくらいの製品、通気性やフィット感を重視した快適な使用感の製品、本物の毛髪で作った製品など、大手を含め多くのメーカーが手がけています。

高級な医療用かつらは30万円近い
価格は数万円から数十万円と様々。とはいえ、自然な見た目でなおかつ快適な装用感の製品となると30万円近くなる場合があり、ただでさえ治療費がかさんだり、治療で収入が減ったりするがん患者にとっては、痛い出費になります。医療用かつらを使ってみたいが、とても費用を捻出出来ないということで諦めている方は多いのかもしれません。

山形県などが医療用かつらの購入費用を一部負担
実は自治体の中には医療用かつらを必要とする患者に対して、その費用の一部を助成してくれるところがあります。先駆けとなったのは山形県市川市で2014年の6月から1万円を上限に医療用かつらの購入費用を補助しています。この制度は徐々に広がりを見せており、現在では山形県全体、鳥取県、横浜市などでも金額の差や所得による制限はありますが、同様の制度があります。医療用かつらの購入を費用面で悩んでいる方は、お住まいの自治体に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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