腎がんを克服した元プロレスラー・小橋建太さん

がんを克服し、活躍しているがんサバイバーはたくさんいます。政治家、タレント、財界人、皆さんの身近な方にもいらっしゃるでしょう。そして、スポーツの世界にもがんサバイバーはいます。スポーツ選手は身体が資本。がんとの闘いに勝ち、そして再び現役を続けられるまでに回復するまでには、大変な努力や周囲のサポートがあったことでしょう。

トップレスラーが39歳で腎がんに

元プロレスラーの小橋建太さんもそんながんサバイバーのひとりです。2006年、39歳の時に腎がんと診断されました。デビューから25年、全日本プロレス、そしてプロレスリング・ノアでトップレスラーとしてファイトを続けてきた小橋さんにとって、いきなりのがん宣告でした。闘志溢れる体を張った試合ぶりが信条であり、ファンからも絶大な支持を得ていただけに、そのがんは大きな衝撃でした。

復帰出来るのかという不安

幸いなことにステージ1と2の中間という早期での発見で、転移も見られなかったことから、片方の腎臓を摘出する手術は、無事に成功。しかし、試合や練習を離れることでの落ち込み、復帰出来るのだろうかという不安で、随分と苦しんだそうです。筋肉を戻す際に必要な蛋白質を摂取しすぎると、患部であった腎臓に負担がかかるのも大変だったとか。

10年後の診断では問題なし

しかし、そんな大変な日々を乗り越え、翌2007年の暮れにはリングに戻ってきました。そこには試合で見せるのと同じくらいの不屈の気持ち、そして現在奥様である真由子さんの支えなどがあったのでしょう。以後も小橋さんは2013年までファイトを続けました。今年の定期検診の結果は問題なし。一般に5年再発なしでほぼ完治と見なすので、その倍の時間が経過したことになります。

小橋建太さんの談話を掲載予定

がんサイダー.infoを運営する株式会社さいど舎では、入院患者向けの情報誌・TVホスピタルを発行しています。8年前、創刊2号に掲載し初回の著名人インタビューに登場いただいたのが小橋さん。TVホスピタルは8月末発行の9月号でちょうど100号の節目を迎えましたが、99号を経ての再度の登場を予定しています。なお、内容はこちらのWEBサイトでも掲載いたします。

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