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2020-04-22

南東北グループ、民間ではじめてBNCTを認可される

BNCTは中性子とホウ素を利用して、がんを狙い撃つ次世代の放射線治療です。

手術に支障の多い頭頚部がんへの導入を目指す
福島県郡山市の南東北病院などを運営する南東北グループは、がんの先端医療に力を入れていますが、次世代の放射線治療であるBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)について、厚生労働省の認可を受けたことを発表しました。がん細胞に選択的に取り込まれるようにしたホウ素を、あらかじめ患者に投与しておき、中性子を照射すると、ホウ素の原子核が分裂を起こします。その際に生まれるエネルギーは、ほぼ細胞1個を破壊する程度であり、これによって正常細胞には影響を与えず、がん細胞を狙って破壊することが出来るのです。次世代の放射線治療として期待されていますが、中性子を利用するという性格上、開発は大学や公的機関が中心であり、民間でこの治療を実施するのは、世界初の取り組みとなります。南東北グループでは手術に支障の多い頭頚部のがんについてBNCTの導入を目指しています。

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