2025-12-25
アベマシクリブ
正常な細胞は、無秩序な分裂が行われないよう、細胞周期の途中で制御がかかります。ところが、乳がんではエストロゲンの作用でサイクリンDの発現が活性化されており、サイクリン依存性キナーゼとサイクリンDの複合体が形成され、がん細胞の増殖します。アベマシクリブは、これを阻害することで、細胞周期の進行を停止させ、乳がんを進行させるエストロゲンの作用を抑制する内分泌薬との併用により、乳がんの進行を食い止めます。ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能、または再発の乳がんに適応になっています。
関連記事








