2025-08-04
収容溶解ウイルスの悪性黒色腫への効果を確認

新しいがん治療として期待されている腫瘍溶解ウイルスが、悪性黒色腫に効果的であることがわかりました。
9人中7人に奏効
悪性黒色腫は白色人種に多い皮膚のがんですが、遺伝子を改変することで、がん細胞のみに感染し破壊する腫瘍溶解ウイルスの研究が、東京大学と信州大学で行われていました。通常の化学療法に腫瘍溶解ウイルスを併用したところ、9人中7人(77.8%)で効果が見られ、化学療法単独の奏効率(約35%)を大きく上回りました。重い副作用は確認されておらず、今後も研究を続け、安全性と有効性を確かめる方針です。
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