皮膚がんの再発予防の鍵はほくろ

皮膚がんの予防には紫外線への曝露を避けることが重要だという認識が浸透していますが、再発を防ぐためには、ほくろのセルフチェックや医師による検査が有効であることはまだ周知されていません。

ほくろのセルフチェックや医師の検査が有効

米国で17か国の成人を対象に行われた調査では、1年に 1回以上、ほくろのチェックを受けている方は、全体の 16.1％に過ぎないという結果が出ました。医師によるほくろのチェックを受ける頻度は、国によって大きく異なり、エジプトが最も多く30.1％、日本は最も少ない2.3％でした。そして、皮膚がんの一次予防（初発）に対する意識が高い程、ほくろのセルフチェックや医師の検査を受けて、二次（再発）予防にも注力する傾向があることがわかりました。我が国でもほくろのセルフチェック、医師による定期健診の重要性を啓蒙するべきでではないでしょうか。