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2024-09-18

見落とされやすい男性のBRCA変異 

乳がんや卵巣がんのリスクを高めるBRCAの変異は、男性にとってもリスクとなります。

男性では前立腺がんなどのリスクに

BRCA1及びBRCA2 は、細胞のDNAを修復する役割を持つ遺伝子です。これらの遺伝子に変異が生じると、遺伝子の変異が蓄積し易くなり、特にBRCA1やBRCA2の変異は、女性の乳がんや卵巣がんのリスクを著しく高め、他の種類のがんのリスクも増加させます。女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、乳がん及び卵巣がんに罹患し易いBRCA1遺伝子変異を有しており、予防目的で乳房切除と卵巣・卵管摘出を行って話題になりました。 BRCA1及びBRCA2の遺伝子変異は女性特有のように思われがちですが、男性のBRCA1及びBRCA2の変異も、特に前立腺がん、膵臓がん、乳がんのリスクが高くなります。しかし、男性の場合、気付かれずに放置されることが多いようです。娘が両親の家系からBRCAの変異による乳がんや卵巣がんのリスクを受け継ぐのと同様に、息子も父母のどちらかから前立腺がんなどのリスクを受け継ぐ可能性があるのです。

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