2024-09-06
米国では若年層のがんが急増
幼年期から少年期の肥満は、その後の健康に悪影響を及ぼします。
小腸がんなどは2〜3倍にも
米国の25~84歳のがん患者約2400万例を対象に、34種類のがんの罹患率と死亡率を分析したところ、17種類のがんでは1990年前後に生まれた若者で、罹患率が上昇しており、中でも小腸がん、腎臓及び腎盂がん、膵臓がんなどの罹患率は、1955年前後に生まれた世代と比べて約2~3倍も高くなっていました。この原因としては、米国で全年代で増加し問題視されている肥満が挙げられています。特に将来の健康を大きく左右する2〜19歳で急速に増加しており、それ以外にも栄養バランスの悪い食事、運動不足、不規則かつ不十分な睡眠、環境からの化学物質などが影響していると考えられますが、因果関係は明確になっていません。
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