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2024-06-05

エンハーツが転移・再発乳がんの一次治療で既存の化学療法よりも奏効

抗体薬物複合体「エンハーツ」が一次治療から使える日が近そうです。

既存の化学療法より進行。死亡リスクを大きく低下

ホルモン受容体陽性かつHER2低発現で化学療法を行っていない転移・再発乳がん患者を対象とした抗体薬物複合体「エンハーツ」のグローバル臨床第3相試験において、主要評価項目である無増悪生存期間の中央値は、同剤投与グループがが13.2か月と、既存の化学療法を行ったグループの8.1カ月よりも、進行や死亡リスクを38%低下させるという意義のある結果になりました。腫瘍が完全に消失、または30%以上縮小した患者の割合を示す客観的奏効率は、HER2低発現患者のうち、既存の化学療法を行ったグループが32.2%だったのに対し、同剤投与グループはは56.5%に達しています。。さらに、HER2超低発現患者では既存の化学療法を行ったグループが26.3%だったのに対し、同剤投与グループはは61.8%でした。

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