2024-05-30
腫瘍免疫
体内に出来た腫瘍を免疫が異物として認識し排除する仕組みを腫瘍免疫といいます。免疫は常に体内を監視しており、異物を発見すると、速やかに排除します。ところが、何らかの理由で免疫が十分に機能しないと、体内で出来たがん細胞は生き延びて、分裂・増殖を繰り返して、大きな腫瘍になっていきます。その結果ががんという病気です。また、がん細胞は自らが生き残るために、様々な手段で免疫を抑制します。がんはその意味では免疫の病気であり、近年、がん制圧は免疫をどうやって回復させるかを主眼に行われるようになっています。
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