2024-02-29
乳がんの県民性は?
妊娠・出産が少なくなると、それだけ乳がんのリスクは増加します。
乳がんが多いのは首都圏
2019年の全国がん登録から見ると、乳がんの罹患率が高いのは東京都などの首都圏です。原因としては、大都市圏には未婚かつ出産経験のない女性が多いことが挙げられます。現代の日本人女性は平均して生涯に450回ほど月経がありますが、これは100年前の5倍超にもなります。かつては数回の出産を経験することが普通であり、一度の妊娠から授乳の期間で3年間前後月経が止まる期間がありました。乳がんには女性ホルモンの影響で発症・進行するタイプがありますが、妊娠によって女性ホルモンによる刺激が減れば、乳がんの罹患リスクが低下するということです。因みに乳がんの新規罹患のピークは40代後半ですが、閉経直前・閉経後に女性ホルモンが変化することが背景にあります。
関連記事