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2021-01-06

がん細胞

私たちの体は細胞分裂を繰り返すことによって成長し、また生命を維持しています。細胞が分裂する際には、生命の情報である遺伝子が記録されたDNAが複製されて、新しい細胞が生まれます。この時、正常な複製が行われず、遺伝子に異常が起こることがあります。細胞にはこの異常を自ら修復したり、修復が不可能な場合には、細胞自体を自然死させる仕組みが備わっていますが、こうした仕組みの元となる遺伝子に異常が起きるなどの影響で、遺伝子の異常が積み重ねられていくことがあります。その結果、異常な細胞が生まれて、本来は一定の回数、分裂を繰り返したら、自然死に誘導されるはずが、無限に分裂を繰り返したり、本来の場所以外で無秩序に増殖したりすることがあります。これががん細胞です。

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