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2021-01-05

mRNAワクチン

私たちの体は常に細胞分裂を繰り返して、成長と生命の維持を続けています。細胞が分裂する際には、生命の情報(遺伝子)が記録されたDNAから、mRNAが作られ、その情報通りにアミノ酸を結合させて、蛋白質を合成します。このプロセスを医療に利用したのがmRNAワクチンです。がんに対しては、がん細胞が特異的に発現する蛋白質(がん抗原)を合成するよう情報を組み込んだmRNAワクチンが開発されています。これはがん細胞の細胞質内でがん抗原を作り出し、免疫を刺激することで、がんを叩きます。また、mRNA自体に免疫を刺激する効果があるものもあります。

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